JHF事務局より
4月に2件の重大事故が発生しました。これからゴールデンウイークとなります。 より一層、安全面に十分配慮の上、楽しく飛ばれるようにご指導のほどよろしくお願いいたします。 気象予報だと、しばらく好天でもあり、雨が降らない限りサーマルコンディションも活発となり、局地的な風速も強くなることもあります。サーマルエリアでの日中のフ ライトには、技量と機材のレベルが合っているかどうかを見極めた上で、安全なフライトされるよう に各エリア管理者、スクール、クラブ関係者の方々は注意喚起を行って頂くようにご協力をお願いい たします。 この時期の日中コンディションが荒れている場合、パイロット証保有者も含めて朝と夕方のフライトにしっかりと線引きを行った指導をしているスクールも増えてきており ます。参考にしてください。 ((事故内容)) 4月16日 埼玉県深谷市の河川敷でモーターパラグライダーをしていた68歳の男性が 川に墜 落し死亡しました。バランスを崩して川に墜落し川に流され、墜落地点 から7キロ下流で翌日に発見され、病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。 経験は少ない方のようです。 昨年はMPGではありませんが、スクール生が、勝手な練習で海に引き込まれて 溺死の事故も発生しております。スクール生の単独練習は絶対にさせないように よろしくお 願いいたします。 4月25日 愛媛県の海岸でフライト中墜落、海面に衝突した衝撃での外傷性ショック死の 事故が発生しました。現在、事故調査中です。 パイロットの経験は4-5年程度であり、スパイラルを行ってそのまま着水、衝撃 により内臓損傷という状況です。キャノピーは借り物とのことです。スパイラルに おいてはブラッ クアウトのリスクと、エントリーの方法においては操作が効かなく なることもあります。 ギャラリー等の注目にもより、自信過剰行為が事故に結びつくこともあります。 安全なフライトを心がけて、エリア地元周辺、地域の方々に心配をかけないよう に楽しく飛ぶ姿を伝えて頂けるようによろしくお願いいたします。