2019/09/11

JHF上級タンデムパイロット検定会報告

 2019年9月3日4日、北海道での上級タンデム技能証検定会が青空の下で終了しました。

 今春、教員対象の検定会が関東で開催されてタンデム検定員が誕生して以降、各地に先駆けた北海道地区での開催となり、雪が降る前にという北国の自然環境に配慮したJHFの早々の開催決定には感謝しています。

 風コンディションを考えて選定した実技検定エリアは3か所でした。
 赤井川・ルスツ・ニセコの各関係クラブやスクールには、事前準備や練習日のエリア開放など受験者への様々な配慮に感謝します。
 道内外からの受験者は12名、JHFから派遣された検定員は本州以南から3名、北海道連盟からはサポートスタッフとしてボランティア3名を配置し、安全でスムーズな検定が出来るようそれぞれの立場で努力したと感じています。

 1日目のソロフライト(離陸・ローリング・連続360°2回・片翼折・ランディングアプローチと着陸制度など)とタンデム装備の点検はルスツエリア、緩斜面でのスラローム(フロントライズアップ・リバースライズアップ)と学科講習は赤井川エリアを使用し、風コンディションに合わせた1時間半の移動も余儀なくされました。
 実技では風が強かったり方向が変わったりと、受験者にとってはいつもより少し緊張を伴う内容だったかも知れませんが全員の試技が完了し、学科講習会は夜8時まで頑張って、この検定会に懸ける皆の意欲が感じられました。

 2日目は昨日の検定に合格した半数の受験者によってタンデムフライト検定が行われました。風の本流予報は北系で、いつテイクオフに対してフォローになるのかと気を揉み、弱く向きが変わるランディング場の風には気を集中したようですが、何とか昼頃まで弱いブローが味方してくれてギリギリでしたが全員の試技を終了できたのは幸運です。
 午後からは学科検定試験、その後の意見交換会では忌憚のない質問や意見が数多く交わされて、とても有意義な時間だったと感じます。

 合否は公平公正を期すため検定内容をJHFに持ち帰り、教員スクール事業委員会内で判断するようです。
 一人でも多くの方が合格することを願い、今後パラグライダーの安全・発展・普及に尽力くださることを期待しています。
 アウトドアスポーツの普及には、安全が最重要であることを再認識し、今検定会に関わった全ての方々に心から感謝します。

報告:木村政樹

グランドハンドリング

参加者

座学・学科検定

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